リハビリ

リハの単独開業はさらに遠のく?医師会の発表をうけて

6月20日、日本医師会会長の定例記者会見がありました

その中で、訪問リハビリテーション事業所の単独開業に釘をさす場面がありました。

日医・横倉会長、訪問リハ事業所の単独開業にくぎ 未来投資会議による被災地特例の扱い受け懸念

確かに、理学療法士は医師の指示の下の診療補助業務に限定されているため、独立開業ができないことは理解できます

しかし、納得いかない文面を発見

「高齢者は疾患をいろいろ抱えてリスクが高いから、何かあった時の対応がセラピストだと不安だ」

といった内容です

カチーン。

それを言うのなら、山間地域や過疎地域の医師不足を解消してくれ!

と率直に思いました

私は訪問看護ステーションの理学療法士として、遠方の過疎地域や山間地域へ毎週訪問しています

当然、医師の指示(訪問看護指示書)をもらっています

そういった地域では、医療施設や医師が不足しており、在宅で過ごすハードルが高くなっている傾向にあります

具合が悪くなっても、近くに医者がいないからら、中央の市街地へ下りてきて入院

といった選択肢しか残されていない

十分な医療が受けられないから、ますます人口が減っていく

過疎地域でも、在宅医療に積極的な医師がいればまだいいんですが、困ったことに、例え医師がいたとしても訪問看護指示書を発行してくれない、といったケースもあります

こちらとしては、生活を援助する準備がいつでもできているのに、ゴーサインを出す医師がいないことで、救えるはずの住民達を救えないという状況なのです

だから私達は、数少ない医療従事者として、利用者の病状やリスク管理に目を光らせているわけです

なので、その辺でぐーたらしている医師や看護師よりはよっぽど、リスク管理能力は長けている自信があります

優秀なセラピストはたくさんいるので、そういったセラピストが活躍できそうな場を潰していくような発言は、悲しいものです