国家試験対策

54回 共通 7 理学療法士国家試験 解答と解説

 

 

▶︎解答
5

 

▶︎解説

神経伝導検査には、運動神経伝導検査(MCV)と感覚神経伝導検査(SCV)などがあり、末梢神経に電気刺激を与え、誘発される活動電位を観測することにより、末梢神経の状態を評価することができます。

軸索や髄鞘が障害されると活動電位の伝導が障害され、神経伝導検査で異常がみられます。

軸索の障害では、振幅の低下を認めます。
髄鞘の障害では、振幅の低下や、持続時間の延長を認めます。

振幅:基線と頂点との差→刺激が伝わった神経の数
持続時間:波形の立ち上がりから基線に戻るまでの時間→神経伝導速度にばらつきがないかどうか

1. 運動ニューロンには上位運動ニューロンと下位運動ニューロンがあります。上位運動ニューロンは大脳皮質から脊髄前角細胞や脳幹の脳神経核まで軸索を伸ばしシナプスを形成する中枢神経のことです。下位運動ニューロンは上位運動ニューロンから運動指令を受け、その信号を顔面や四肢などに伝える末梢神経のことです。
このことから、下位運動ニューロン変性であれば問の正答に当てはまりますが、運動ニューロン変性となると上位運動ニューロン変性まで含まれるため、誤答となります。

2. 軸索変性が生じると、神経線維の数の減少に伴い振幅が低下します。図では振幅の低下と、持続時間の延長を認めています。

3. 神経筋接合部の検査は、反復刺激法を用いて実施される。

4. 特徴として持続時間の延長、振幅の低下などが認められる。

5. 脱髄が生じると、持続時間の延長、振幅の低下などが認められる。

 

参考図書

 

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