
▶︎解答
4
▶︎解説
小脳は、入力された情報をもとに錐体路などを調節し、なめらかで適切な運動を可能にする役割があります。
小脳が障害されると四肢体幹の協調運動障害が出現するため、バランス評価や協調運動の評価が必要になります。
1、FBS(Functional Balance Scale)は、バランス能力の低下を発見するスクリーニングとして活用される評価です。14項目について0〜4点の5段階で評価し、得点が高いほどバランス機能は良好となります。
2、踵膝試験では下肢の協調運動(運動の軌跡、円滑さ、足の動揺、速度など)を評価します。
3、鼻指鼻試験では上肢の協調運動(指の動き方、振戦の出現、患者の鼻先・検者の指先に正確に到達するかなど)を評価します。
4、FMA(Fugl-Meyer assessment)は、脳卒中片麻痺患者を対象にした評価法で、上肢運動機能、下肢運動機能、バランス、感覚、関節可動域・疼痛からなる総合的身体機能評価です。
5、SARA (Scale for the Assessment and Rating of Ataxia)は、脊髄小脳変性による失調症の定量的な評価法です。
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