国家試験対策

55回 専門 20 理学療法士国家試験 解答と解説

 

 

 

▶︎解答
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▶︎解説

反復唾液嚥下テスト(RSST)は30秒間で3回以上が正常の目安です。
改訂水飲みテスト(MWST)は冷水3mlを嚥下してもらい、嚥下反射誘発の有無、むせ、呼吸の変化を1〜5点で評価します。

上記のテストでは問題がみられないことから、口腔嚥下機能の障害は除外されます。

さらに、頭部CTから右前頭葉に点状出血がみられることから、前頭葉損傷による高次脳機能障害(意欲の低下、注意障害、脱抑制、易怒性など)の症状が考えられます。

 

1、先行期は、視覚、嗅覚、触覚などから食物を認識して口に運ぶ前の時期です。今から口に運ぶものが食べ物であるかどうか、硬さはどうか、一口で口に入れることができる大きさか、などを判断しています。
問題文から、自分で食物を口に運ぼうとしないという症状があることから、先行期の障害が考えられます。

2、準備期は、口腔内に食物を送り込み、咀嚼をして、食塊を形成する時期です。

3、口腔期は、舌を使って食塊を咽頭へ送り込む時期です。舌を口蓋に接触させることで口腔内の圧を高め、送り込む動作を促します。

4、咽頭期は、嚥下反射によって食塊を咽頭から食道へ送り込む時期となります。軟口蓋が挙上して鼻腔との交通を遮断、舌骨、口頭が前上方に挙上して食道入り口部が開大するのと同時に喉頭蓋谷が下降します。声門は閉鎖し気道防御機構が働くことで誤嚥を防止します。

5、食道期は、蠕動運動と重力によって食塊を食道から胃へ送り込んでいく時期です。食道入り口部の筋肉は収縮し、食塊が逆流しないように閉鎖します。

 

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