訪問看護

住宅改修が失敗する原因とは?必要なのは知識や技術じゃない!

こんにちは。よしけん(@yoshiken_PT)です。

在宅の現場で、こんな経験ありませんか??

「手すりの取り付けが逆になっている、、、」

「全く手すりを使うことがなく、タオル掛けになった、、、」

「こんな改修は聞いてないぞ!」

などなど。

今回は、こういった失敗談に対する解決方法を紹介します。

住宅改修が失敗する原因は、情報共有不足

私は訪問看護ステーションで理学療法士として働いており、住宅改修に関わることがよくあります。

住宅改修が終わった後に、先ほど挙げた失敗談が私の関わったケースを含め数々ありました。

その失敗の原因を分析していくと、ある共通点があることに気がつきました。

それは、

情報共有不足です。

家屋調査などで改修計画を立てると思いますが、その時に改修に関わるべき人が関わっていないことがあります。

その住宅改修に関わるべき人とは、以下の人たちです。

・本人もしくはその家族

・ケアマネジャー

・セラピスト(理学療法士、作業療法士)

・住宅改修業者(福祉用具業者)

のことです。

これらの人が家屋調査の時に情報共有していないことで意図しない改修になってしまい、逆に不自由になってしまうという状況が起こりやすくなるんです。

病院退院前であれば、病院の看護師や相談員も家屋調査に同行できたらいいでしょう。

失敗につながるパターンを紹介していきます。

本人不在の場合

本人が不在の場合の、失敗につながるパターンです。

自宅で動作確認ができない

  ↓

予想で改修計画を立てることになる。

  ↓

計画の根拠が持てない。

  ↓

改修した後、実際に使ってみると使いにくいとか、こんな工事は聞いていない、などのトラブルになる。

ケアマネジャー不在の場合

介護保険で住宅改修を行う場合、ケアマネジャーが不在というのは考えにくいですが、失敗につながる例を紹介します。

本人、セラピスト、改修業者で改修計画を立てる

  ↓

限度額に余裕があるかないか把握できない

  ↓

改修か福祉用具レンタルかの判断ができない

  ↓

環境整備までに時間がかかる

セラピスト不在の場合

セラピスト不在の場合の、失敗につながるパターンです。

本人の機能や能力、またはその予後に沿った助言ができない

  ↓

改修が終了するまでに本人の能力が向上

  ↓

改修箇所に頼らず生活できる

  ↓

不要な改修であり、費用の無駄

改修業者不在の場合

改修業者不在の場合の、失敗につながるパターンです。

本人、ケアマネジャー、セラピストで改修計画を立てる

  ↓

改修業者の見積もりの際に、家屋構造的に問題があって改修が困難

  ↓

計画立て直し

  ↓

環境整備までに時間がかかる

  ↓

本人、家族からのクレームなどトラブルに。

解決方法は簡単!全員集まるだけ

これまで失敗パターンを紹介してきましたが、

失敗を避ける方法は簡単です。

自宅に全員が集まって、全員で話し合う。

これだけです。

スケジュール調整は大変だと思いますが、全員が必要な情報を持って自宅で話し合うことで、失敗回避に繋がります。

私も理学療法士として住宅改修に数々立ち会ってきて、それなりに介護保険制度のことや、家屋構造の知識はありますが、それぞれの専門分野(ケアマネジャーや改修業者)の方には勝てません。

それよりも、理学療法士として優先されるのは、予後的な知見や医療的な知識を専門知識として提示することです。(専門用語や難しい話をするのはNG)

専門家が全員集まって話し合う事で、解決方法が見つかるはずです。

本人が安全にできるだけ長く自宅で過ごすための住宅改修です。

「改修してよかった!」

と思ってくれるように、失敗を繰り返さないようにしたいですね。