プライベート

SNSの評価から離れてみよう!

いきなり質問です。

「実は誰よりも頭がいいのに、人から誰よりも頭が悪いと思われる」のと、

「実は誰よりも頭が悪いのに、人から誰よりも頭がいいと思われる」

あなたならどちらを選びますか??

これは『内なるスコアカード』と『外のスコアカード』の違いと言われるのですが、わかりやすく言うと、
「自分の内側にある自分自身の基準が大事か、それとも周りの人の基準が大事か」
ということです。

他人の評価から自由になる

他人からよく思われようとするのは、私たちの中に深く根ざした『本能』です。

はるか昔、狩猟採集社会に生きていた私たちの祖先にとっては、『内なるスコアカード』と『外のスコアカード』はどちらか重要だったのでしょうか?

答えは『外のスコアカード』です。

私たちの祖先の生死は、周りからどう思われるかにかかっていたからです。

好印象を持たれれば周りから助けてもらえるが、嫌われれば集団からつまはじきにされる。『外のスコアカード』に無関心だった祖先の遺伝子は絶えてしまったのです。

一万年ほど前に町や村が形成されはじめると、誰もが誰をも個人的に知っている共同体ではなくなりました。そのため、人々は周りの『評判』を気にするようになりました。

そして、直接顔を合わせることなく人々の『評判』を知るための噂話がさかんになっていきます。それ以降、うわさ話はずっと私たちの世界で幅を利かせています。

私たちがこれほどまでに自分が「他人からどう思われているか」を気にするのは、人間の進化にその理由があります。

だからといって、そのことが現代でも大事とは限りません。

「周りがあなたをどう思うか」は、あなたが思っているよりもずっと、どうでもいいことです。

自分の面目や評判や名声に傷がつくことを恐れるあなたの「感情のスイッチ」が、必要以上に強くセットされすぎているだけです。

周りがあなたを褒めちぎろうが、反対に中傷しようが、そのことがあなたの人生に与える影響は、あなたが思うよりずっと小さいです。あなたのプライドや羞恥心が大袈裟に反応しすぎているだけです。

だから、他人の評価からは自由になりましょう。その理由はいくつかあります。

1つ目は、感情のジェットコースターに乗っている時間を節約できるからです。

どんなにがんばっても他人からの評判は操作できるものではありません。

「年をとれば、その人にふさわしい評判がおのずとついて回る」というのはフィアット社の元会長、ジャンニ・アニェッリの言葉ですが、つまり、「周りにはそのつど好きなように言わせておけばいい。あなたが年を重ねて評判を固めれば、もう好き勝手なことは言えなくなるのだから」。

そして2つ目の理由は、面目や評判を気にしすぎると、自分が本当は何に幸せを感じるのかがわからなくなってしまうことにあります。

3つ目は、ストレスを感じる人生は、よい人生にはならないからです。

気をつけないと「承認欲求の塊」になってしまう

いまのような時代には特に、「自分の中の基準」をしっかりと持っておいたほうがいいです。

ジャーナリストのデイヴィッドブルックスはこう述べています。
「ソーシャルメディアを使うと、みんな自分のィメージを演出するちょっとしたブランドマネージャーのようになってしまう。誰もがFacebookや、Twitterや、ショートメッセージサービスや、インスタグラムを使って、元気で楽しげな外向けの自分をつくりあげている」

ブルックスは、気をつけないと、私たちはいずれ「アプルーバル・シーキング・マシン(他者からの承認を求める機械)」になってしまうと警告を発しています。

フェイスブックの「いいね!」や、の数や、フォロワーの数など、ソーシャルメディアの世界には、自分のランクを即座に数値化できるシステムが網の目のように張りめぐらされています。

いったんこの網に捕らえられてしまうと、自分の意思で自由に動いてよい人生を送るのは難しくなってしまいます。

世間の人々は、あなたについて好き勝手なことを書き、ツイートし、投稿するあなたに隠れてひそひそ話をしたり、うわさ話をしたりします。

あなたを極端に褒めたり、ひどい厄介ごとに巻きこんだりもします。

どれもあなたにはまったくコントロールできないことばかりです。ただ、幸いなことに、コントロールする必要もないのです。

あなたが政治家や有名人であったり、自分のイメージを使って仕事をしていたりするのでもなければ、自分の評判なんてそれほど気にすることはありません。

「いいね!」を押したり押されたり合戦はもうやめましょう。自分をグーグルで検索したり、誰かの承認を求めたりするのもやめましょう。

それよりも、自分で何かを成し遂げたり、胸を張れるような生き方をしたりすることに、注力したほうがいいです。

ウォーレン、パフェットはこんなことを言っています。
「私のしたことが周りの人間にとって気に入らないものであっても、私自身がそれを気に入っていればそれで満足だ。だが周りが褒めてくれたとしても、私自身が自分の仕事に納得できなければ、不満を感じる」

まさに『内なるスコアカード』そのものです。

あなたも、周りからの褒め言葉や非難は穏やかに受け流すようにしましょう。

一番大事なのは、あなた自身がどう判断するかです。